ベトナム旅行記 1
1月27日(火) |
◆ ベトナム航空ハノイ行きは日本人観光客でいっぱい 搭乗機はJALとベトナムエアーの共同運航便VN955(JL5135)、定時に離陸した。 見渡すと「トラピックス」「LOOK WORLD」「朝日旅行」などなど夫婦連れとおばちゃんグループでほぼ満席、鳥インフルエンザ何のそのといったところ!熟年パワーに圧倒される(こちらもその一員だが)。 ◆ おおっ寒いぜ! 飛行機がハノイノイバイ空港への着陸態勢に入ると、機窓から豊かな自然の残る川の流路と水田の中に緑の木立に囲 まれた 集落が点在する田園風景が広がっているのが見える。(成田空港の周辺風景とは雲泥の差) 出国検査でちょっとトラブル わたしが小用を足していたので、イミグレに並ぶ列の最後尾になってしまった。一番最後に残った妻が検査官に何か言われ ている。 戻ってみると、2枚複写になっている入・出国カードの1枚が記入されていないので「書け」って言われている。わたしが老 眼鏡を取り出して、記入を始めて3,4行が終わったところで、この係官、面倒くさくなったのか「もういいよ!」でチョン。 2枚重ねの上の用紙が複写機能がなかったものなのか、スチュワーデスが綴られている用紙からコピーされる側の用紙を上にしてはずしたのかいずれかだろう。もし後者なら他の人も同じようになっている筈だが? 多分前者が原因かな? それにしても記入した後、ちょっと確認すれば分かりそうなものだが。 ベトナムの検疫カードに物申す! ベトナムのヘルスチェック用紙は片側は白い紙、裏側が黄色い紙で、両面ともまったく同じフォーマットである。これはなんじゃい? 同じことを両面に書くんかいな? よそのツアーの添乗員さんが「どちらか一面だけ記入すればいいんですよ」 と言っているのが聞こえたが、わたしとしてはどうも納得がいかない。そんなら両面同文印刷すること無いんじゃないの? なんて不合理なことをやってんのか。カードを手渡すときによっぽど文句を言ってやろうと思ったが、へそまげられて、意地悪されても馬鹿らしいのでやめといた。 税関検査を出たところで、現地人ガイドが待っていてくれホッとする。ここで、今回のツアーは総勢3人であることが判明。 やったぜ!人数の多いツアーって好きじゃないよね。(その分安いんだけれど) 外に出ると寒い!事前の情報ではハノイの1月の気温は最低気温14℃、最高気温19℃。だが今、12℃だという。 今朝、家を出たときの服装(下着は長袖ズボン下、長袖シャツ、ジャケット+防寒着)でちょうどよい。ハノイは北緯21°、沖縄は北緯26°、沖縄の今の時期よりかなり寒い。大陸からの北東季節風のせいだろうか。冬の時期はるかかなたシベリアからの北東風は時によっては北緯10°のホーチミンあたりまで吹き下ろすことがあるそうだ。 ガイドさんによると今年はいつもの冬より気温が低いとのこと。 空港から45分くらいでバイクでごったがえす旧市街を抜けて、市のほぼ中心部にあるホテルに到着。ホテルはホア・ロー収容所(1896年フランス政府によって造られた監獄、ベトナム戦争では米兵の捕虜収容所として使われた)のすぐ近く。 ハノイはお正月が終わったばかりで、ホテルでお正月の飾りの小さな実をつけたみかんの木と桃の花が迎えてくれた。 ◆ 夕食 まずは生春巻き! 夕食を摂るため、ホテルから徒歩20分くらいの旧市街にある「ハノイガーデン」にでかける。 高級感はないが、ベトナムの人たちも仕事仲間らしきグループ、友達同士、家族連れなどで賑わっている、日本語メニューもあり助かった。 トイレに立ったとき隣のテーブルで5、6人で食事していたうちの一人が話しかけてきた。「日本から来たのか?」「日本に4回行ったことがある、横浜、京都、奈良、大阪」。「仕事で行ったのか?」と聞くと「そうだ、合間に京都、奈良の観光をした」と言っていた。このレストランで食事を出来るのはかなりの高級取りと推察する。 あわびのスープ、野菜スープ、生春巻き、揚げ春巻き、お好み焼き、焼きそば、ビール2本でしめて16.75USドル(約1800円)。二人ともおなか一杯になってホテルに引き上げる。 左からあわび・野菜スープ、生春巻き、野菜で包んで食べるお好み焼き、揚げ春巻き ホテルへの帰り道で交通量の多い道を1箇所横断しなければならないのだが、これが大変!左右からバイクの流れが途切れなくやってくる。信号機は無い。しばらく待って流れが途切れたとき足早に横断した。 あとで聞いたのだが、これは一番危険な渡り方だ! 横一列になってゆっくりゆっくり渡ら無ければいけないと言われた。 そうすればバイクの運転手が避けて呉れるという。後日、市内散策のときこの方法を実行したが、なるほどみんな避けて走って行く。 ハノイの人口は300万人、このうち1/3がバイクを持っているとのこと。 |